NO17「脇が開いていては絶対にいけない!」 NO18「常に腰を動かして振り切る
NO19「フォローで左ひじを引くな」「常に腰を動かして振り切る NO20「スイング中、左足と左ひざは伸ばさない」
NO17『脇が開いていては絶対にいけない!』

個々の体型や筋肉が違うゴルフのスイングにおいて「こうしなけらばいけない」というものはほとんどありません。その代わりに「こうしてはいけない」がいくっもあって、それが少ない人ほど、いいスイングに近ずいていく。さて、その点でアドレスで「こうしてはいけない」ポイントが存在します。『絶対に脇が開いてはいけない』"脇が甘い"ゴルフのスイングでは、他のスポーツ以上に重要な意味合いを持っています。ふだん、何気なく構えているアマチュアゴルファーのほとんどは、間違いなく脇が"ガバガバ"なのです。
構えてみて下さい。その際、左右の「二の腕」が体にすこしでも接触してれば「脇が甘くない」状態ですが、どちもついていないのなら、ミススイング、ミスショットの元凶といっても過言ではありません脇が開いていると、皆さんが思っている以上に様々な弊害が生れます。いくらでも腕が動いてしまう、悪い意味の"スペース"があるため、テークバックがルーズになりやすい。一回一回違った場所に上がっていく。トップの位置も同様の理由でバラバラになる。ダウンスイングもまちまちなら、スイングプレーンも狂うボールは強く叩けないから飛距離もでない ets...車の運転をイメージするとわかりやすいかも知れません。ハンドルを中央で固定している「ステアリング・シャフト」がない状態で力を入れて回すことも、どのくらい曲げるかの度合いも調整することができない。それほど"固定"がきかないスイングでは、いいスイングなりようがないのです。
まさしく諸悪の根源?になる脇の甘さ。やってみて、ほとんどの人が「窮屈だ...」とため息をついたでしょう。しかしそれは、このテーマに無理があるのでなくもともと脇が開きすぎているだけの話。『二の腕は体についていなければならない』。どんな人も例外なく守るべき、極めて重要なポイントです



NO18『常に腰を動かして振り切る』


僕の、スイングの本線は腰にあります。スイングの流れを作るのは腰。全てが腰を中心として形成されています。これは世界共通の常識と言えるでしょう。タイガー・ウッズも腰を核としたスイングですし、今後100年たっても「腰から動かしていく」というスイングの理論は、不変なはずです。
ところが、それだけ大きな役割を持つ体のパワーを、アマチュアは重要視していません、なぜにかといえば、手先に頼ってスイングを行なう、極論すれば、プロとアマの最も大きな違いは、スイングの美しさでも振りの速さでもない「腰の動き方」なのです。『腰はトップからフィニッシュの切り返しまで、常に動いていなければいけない』これは例外のない基本です。自分のスイングと照らし合わせてみてください。あなたはトップ以降、腰を止めることなく振り切っていますか?アマチュアゴルファーのほとんどは、どこかで腰が停止します。ボールに当てようとする意識から腰の動き(回転)が止まるのですが、そうなれば確実にヘッドスピードは減速。腕は好き勝手に動いて、ボールを叩きにいく。それがインパクトが緩むことにもつながります。ミスショットの原因がココにあります。本来、球を遠くに飛ばそうと思ったら、スイングは加速していかなければならないのに、腰が止まるためにスイング=ヘッドスピードが減速してしまう。

腕にいくら力を入れても、ヘッドスピードが落ちてはボールを遠くに飛ばせるはずはないのです。トップ以降、腰の動きは絶対に止めない。スピードは自分のスピードの範囲内でかまいせんから、何しろ腕と共に腰を回しきってみる。形など気にせず、勢いに任せて振り切ってしまうことを覚えれば、あなたのスイングは間違いなくいい方向へと変わります。

 

NO19『フォローで左ひじを引くな』


スイングには「フォロー」「フォロースルー』というパーッがあります。ごぞんじのようにインパクト直後、クラブをフィニッシュへとつなげる動きです。さて、あなたは、このフォローの形を意識していますか?それまでのスイングの"流れ"で行なわれるだけに、ほとんどのアマチュアゴルファーは気にしていない。他のパーツにくらべると、早い動きで進む為に自分であれこれできない部分でしょうが、たった一つ、矯正してほしい"悪癖"があるのです。『左ひじが引ける』8割近くのゴルファーは、そうなっています。

インパクト及びフォローで自分の背中側が左斜45度後方に向かって、左脇をガバッと開けるようにしてひじが引けてしまう。この動きが発生すれば、スイングは軌道は正しいものとは違った"ライン"を動きますから、うまくヒットできるわけがないのです。では、左ひじを引かないようにするにはどうすればいいか。早いスイングの中で、いざインパクト直後に「左ひじを引くな!」と意識したところで、所詮無理な話。それ以前に左ひじを引かない"準備"が必要になります、まずは「頭の位置」に注意して下さい。

左ひじを引いてしまう原因の一つが、トップからインパクトにかけて頭(体)が飛球線方向に動いてしまう突っ込み癖。体が突っ込むから左脇の行き場がなくなって引く....という理屈です。『自分からみて頭をボールより右側に残してインパクトを迎える』意識を持つことで、左ひじは引きにくくなる。一方で『ヘッドを飛球線に出す』イメージで振っていくと。左ひじは自然に正しい位置=左脇腹の横で畳めるはずです。フォローでは絶対にひだりひじを引かない-。いいスイングを身につけたいに野なら、レベルにかかわらずどんなゴルファーも即刻矯正すべきポイントです。


NO20「スイング中、左足と左ひざは伸ばさない」
このレッスン内容はサンケイスポーツ新聞の御好意により掲載しております。
伊沢利光「もっとシンプルに」東京本社発行 サンケイスポーツ

皆さんはシンプルなスイングをするために、様々なポイントをあげて来ましたが、今回が「スイング偏』の最後です、さっそくですが、まずはしっかりと身体をターンさせながら両足の動きを目で追ってスイングしてください。バックスイングからトップ、ダウンスイング、インパクト、フォロー、そしてフィニッシュまで...
。その間、左足と左ひざはどうなっていいますか?どかかで必ず、左足と左ひざが延び切っているはずです。
アドレスでは多少曲げて構える場所が伸びる。細かいことを説明しなくても、これだけでスイングにマイナス材料になろのは明白です。アマチュアゴルファーのほとんどが「思っている癖」。普段、下半身を来てることができませんからある部分は仕方がないのですが、シンプルでいいスイングを行うためには大きな障害になります。左ひざ(足)が伸びると腰の動きが止まり、浮いてしまウ。つまり、身体の回転はそこで止まる。

自分で流れに急ブレーキをかけるようなもの。わずかなことに思えて、実はその瞬間、それまでボールを叩くために頑張ってきた体の動き全てを無駄にする、決定的に誤った動作というわけです。「スイングの間、左足と左ひざは伸ばさない」それを十分に意識して振ってくだい。伸びた状態でボールを打っている人は、大ダフりする感じがしますが、ダ分らないで打っコッはあります。以前大事なポイントとしてあげた「腰を止めることなく一気に体を回転させながら打ち抜いていく」。それがすなわち、今のあなたの一番かけていることなのです。1.体を動かす 2.腰を回しながら打つ当たり前のようで、アマチュアゴルファーができないポイントでス。力を入れる事はありません。ゆっくりしたリズムを保って、ここからスイングを始めてみましょう。

 


このレッスン内容はサンケイスポーツ新聞の御好意により掲載しております。
伊沢利光「もっとシンプルに」東京本社発行 サンケイスポーツ

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