●NO1「飛距離アップ」 |
●NO2「常識にこだわらず自分流を」 |
●NO3「右ひざを動かせばスイングにタメ、ヘッドスピード増し飛距離が出る」 |
●NO4「余分な力をいれない」 |
●NO5大切なのは「ゼロポジショ」 |
●NO6「左右より前後の距離が大切」 |
飛距離アップは全ゴルファーの夢です。しかし、失礼ながら「アマチュアの人が飛ばないのは当たり前」だと思います。なぜか、常々僕が感じているのはヘッドスピードに対してクラブのしなりが足りない....ということ。つまり硬いシャフトを使いすぎなのですよく手先だけでクラブをグニャグニャとしならせますが、実際のスイングでそんなにシャフトをしならせるられる人はいません。重さにおいても同じで自分が思っているほど振れていないのです。クラブが振れずダウンスイングでしならなければ、ヘッドスピードは出せるはずもありません。
これが多くの人の「飛ばない」原因です。 平均飛距離が240〜50ヤードならアマチュアとして飛ばし屋の部類。僕の3Wの距離と同じですが、それなら
「X」のシャフトはもちろん「S」もいりません、自分がその距離だとしたら、間違いなく「R」で硬めのシャフトをつけます。ドライバーを飛ばすにはヘッドスピード上げることそのためには、軽めのクラブにする、クラブが軽くなれば当然シャフトはしなりにくくなるのでそれを補うために、ワンランク軟らかいものにして下さい。特に40〜50才代の人の8割りはシャフトが硬すぎます、非力な人は、L(レディース)でも構いません。
簡単に飛ばしたいなら軽いクラブ軟らかいシャフトに変えてヘッドスピードを上げる。一度だまされたと思って行っくれれば僕の言っていることがわかると思います。
|
|
スイングで飛ばそうと思うなら、やはり「体を回す」ことが一番です。「体を回す」ことを勘違いして、下半身まで上体と一緒に回し「ボールが視界から消える」と悩む人がいますが、ここでいうのは、あくまで下半身
を止めて上体だけをねじる。深いトップを作ることが、ヘッドスピードアップ、→強いインパクト→飛距離アップの要素になるわけです。しかし、回そうと思って回るのなら苦労はしませよね。
プロと違って「回したくても回らない」そうすればいいか?僕は自然に左肩がアゴに入ってしまうので悩んだことはありませんが、ジャンボさんはここ数年、アドレスでつま先を開くようにしています。年齢的なものもあってか「左肩が(トップで)入りにくくなった」ことを補う手段。両足のつま先を"ハに字"にして体を回しやすくする。
昔は「左足つま先は開くが、右足は飛球線に垂直」などといっていましたが、体を回そうと思うなら、その逆...右足のつま先を多めに開いて構える。それによって、上体の捻転が深くなるはずです。
体を回す手段は、他にもいくっかあるます。「アドレスをクローズにする」「スタンスを狭くする」などです。その一方でマル(丸山茂樹)のようにバックスイングからトップにかけて、右ひざを伸ばしていくようにしても、体は回しやすいものです。どんな方法にせよ、体を回すことが飛距離アップに直結します。"ジャンボ流"でも"丸山流"でも。それらを組み合わせてもいい。簡単な話し「自分が一番、上体をねじれる状態を作ること。アドレスは功とか、スタンスはこうでなけらば...など"常識論"にこだわっているうちは、ふだん体を鍛えていないアマチュアが、いまより飛ぶようになるはずはありません
|
|
NO3【
右ひざを動かせばスイングにタメ、ヘッドスピード増し飛距離が出る】 |
僕のスイングの「本線」になっているのが『腰の動き』です。トップからダウンスイングへの通
称 "切り返し"の際、腰を切ることをきっかけにして体全体がインパクトに向かって反転していく これが飛距離を出し、方向性を安定させる"核"の部分になります。腰を切る...といっても、ただその場で
回そうとすると「開く」だけ。それではアウトサイドインのスイング軌道を生む元凶になってしまいます。
そこで、足を使って腰を切るのです。ポイントになるのは「右足」です。ダウンスイングからインパクトに」かけて、思い切り右足を蹴るようにしてください。単にカカトを上げるだけでなく、右ひざがボールの位
置を追い越し、左ひざにくっくようなイメージ。右足を目標に「寄せて」「蹴り上げる」感じです。 たったそれだけで....と思うかもしれませんが、この動きは実に大きな効果
を含んでいます。アマチュアの多くは、ダウンスイングで足が止まるために腰が切れず、手だけがおりてくる"手打ち"になって、思うように ヘッドスピードが上がらないのです。ところが、左ひざを動かすと、腕が今までよりワンテンポ遅れて下りてくる
。よくいわれる"スイングのタメ"が生まれます。今までダウンスイングの途中でヘッドスピードが最も上がり、インパクト時に"減速"していたものが、インパクトでMAXに達して、より強くボールを叩いていける。
その分、飛距離アップにつながるのです。右足を蹴って腰を切る。腕に力を入れるより、よほど簡単な"飛ばし技"です。 |
|
さていよいよ『スイング編』に入りましょう。スイングはご存知のとうり、10人10色です。人それぞれ、体型、手足の長さ、筋力が違うのですから、同じになるわけがありません。その意味で「グリップ」も同じです。初心者から上級者まで第一の基本"のように考えられていますが、僕はそうは思いません。体の条件が違うのだから、握り方が違っても不思議ではありません。むしろ、力がある人とない人が同じ握りをする方が不自然です。つまり...「こう握らなければいけない」などと言う、絶対的なもはないのです。
僕が注意しているのは次ぎの3点1.両手を「ウイークにしない2.強く握りすぎない3.右手は中指、薬指の"実動"2本。他の指は添えるだけでいい さて、この3つのポイントに共通
することがなにかおわかりでしょうか?「余分な力を入れない」ということです。グリップで大切なのは、握りの型よりも"力の配分"アドレスから指が白くなるほそ
ガチガチに握っていては、クラブをスムーズに動かすことができないし、その場でヘッドを"急停止"させられはしても、飛ばすために必要なヘッドスピードは出ないのです。
最悪なのは、スイングの途中で握りの強さが変わること。ビギナーに多い"悪い癖"ですが、バックスイングの途中やトップからダウンスイングに切り返す際に、ついギュツ....やってみればわかりますがその一瞬で、スイングの流れとヘッドの動きが止まるのです。 ヘッドスピードが出せなくなる(飛ばない)、スイングのタイミングが崩れる(当らない)で、これがミスの元凶になります。グリップは「握り型」にこだわる必要はありません。腕をスムーズに振り、流れを止めないために「常に軽めの強さで握っおく」これだけでいいのです
|
|
実際に構えてみてください。あなたはアドレスの際、どこに力を入れているでしょう。もしくはどこに力が 入っているでしょうか?「腕」「肩」「カカト」「つま先」「内股」「太もも」....力が入る体の部分はいくらでもあります。しかし、「グリップ」以外のどこかに力が入っていたとしたら、矯正する必要があります。
スイングにおいて、スタート地点になるのがアドレスです。
「スタンスの幅」「体重配分」など、それこそ 初心者の方には覚えきれないほどの"チェック項目"があれこれいわれていますが、その前に大切ナのは『ゼロポジション』です。僕のアドレスはグリップ以外、どこにも力がはいっていません。なぜなら足が止まっていて、まだスイングを開始していない状態。ましてや、すぐにボールを叩くわけでもない段階で、どこにも力が入るはずがないのです。
仮に腕や肩に力が入っているとしたら、それは間違いなく"スイングの力み"に繋がります。内股に力が入っていれば、おそらく下半身がぎこちなく動いてしまうでしょう。まだ、クラブヘッドを
動かしていない時に、ミスを生む"要素"を作るほどバカらしいことはありません。逆に言えば、アドレスの無用な力み蛾スイングに影響を及ぼしている人は少ないものです。これから始まるスイング、そしてインパクト
に向けてスムーズにからだを動かしていくために、まずは、どこにも力が入っていない『ゼロポジション』 を自分で築く。形ではなく、それが一番大切なポイントになります。
|
|
NO6『
左右より前後の距離が大切』NO1 「 飛距離アップ」 |
あなたは、ここ一番で遠くに飛ばそうと思った時、どんなアドレスをとるでしょう。おそらく肩にギリギリと余分な力をいれ、スタンスを広げて、いっもよりボールから遠くに離れて立つ。その方が「飛ばせそう」な感じがするからです。ところが初心者やビギナーに限らず、アマチュアゴルファーに共通
する。"大きな勘違い"がここにあります。「左右の問題より、ますは前後の問題ですよ」僕はプロアマ戦でよくこんなアドバイスを口にします。
どういうことか。みんながみんな、アドレスでボールから離れて立ちすぎる。「ドライバーショットのボールの位 置は左足カカトの線上」など、自分から見て"左右"はチェックするのに、前後の一すなわち自分から「近い」「遠い」は気にしない。しかし、大切なのは左右のより前後の距離関係です。「ドライバーの場合、体とグリップの間は握りこぶし2個分まで」「アイアンの場合ドライバーの場合、同1個分まで」僕に限らず、通
常のショットでは、この距離がひとつの目安になります。
遠くに構えると飛びそうな感じがしますが、現実はその逆。なにか物を叩く時、わざわざ手を伸ばして遠い位 置から叩く人はいません。本能的にできるだけ自分の体の近くに引き付ける。理屈は同じで、手元に近いほうが強く叩け、飛距離が10メートル以上もアップするのです。手が体に近いからといってスイングアークの大きさはかわりません。それよりも、遠くに立てば立つほど、体に捻転と腕の力をクラブヘッドに伝えにくくなるためにパワーロスをする。実さいにアドレスをしてみて下さい。いかにあなたがボールに対して「遠くに構えているか」がわかるはずです。
|
|
このレッスン内容はサンケイスポーツ新聞の御好意により掲載しております。
伊沢利光「もっとシンプルに」東京本社発行 サンケイスポーツ
このサイトに掲載されている記事、写真の転載複写は一切禁止します。
Copyright1999 trixs all right reserved |
|